親の遺品整理~やり方とコツ、3つの体験談を紹介~

遺品整理は配偶者を相手に行うこともありますが、先に訪れるのは「親の遺品整理」であることが多いものです。親子というのは特別な関係ですが、それだけに感情のコントロールが難しく、遺品整理が難航することも少なくないでしょう。

この記事では、そのように難しい親の遺品整理をどのように進めるべきか、ポイントやコツ、業者の選び方などを解説していきます。また、実際に親の遺品整理をされた方の体験談も紹介します。

これらの内容を読んでいただくことで、親の遺品整理をよりスムーズにしていただけるようになるでしょう。

この記事の目次

親の遺品整理の体験談~3つの実例を紹介~

親の遺品整理について「実際に体験した人のエピソードを聞きたい・読みたい」という方は多いでしょう。ここでは、弊社とつながりのある3名の方に、それぞれの遺品整理の体験談をお寄せいただきました。ここでは、その体験談を紹介させていただきます(必要に応じて、文章の一部を編集させていただいています)。

親がセルフネグレクト状態で、実家がごみ屋敷になっていた

ごみ屋敷

【まさやさん・40代男性・埼玉県】

私は実家を出てからほとんど親と連絡をとっておらず、親が亡くなった連絡も警察の方からいただきました。もともと父親一人のシングルファザー家庭だったのですが、その父親が一人暮らしのまま、孤独死してしまったとのことでした。

現場に駆けつけて、その実家がゴミ屋敷になっていたことに驚きました。テレビで見るほどひどい状態ではなく、外から見たらわからない程度のごみ屋敷です。しかし、中は完全にゴミの山でした。

特殊清掃もできる遺品整理業者に依頼して解決

幸いにも発見は早かったことと、建物自体はまだまだ新しかったため「特殊清掃をしっかりすればそのまま売れる」と考えました。そのため、特殊清掃も対応できる遺品整理の業者さんを選んで依頼しました。

ゴミ屋敷の片付け・消臭作業・ハウスクリーニング・遺品供養…と、あらゆる作業を手際よくスムーズに行ってくれました。あまり交流のなかった親とはいえ、亡くなってある程度ショックを受けていたので、こうしてすばやく負担を軽減していただけたことには、とても感謝しています。

不動産の売却にも強い業者だと理想だった

強いて不足だった点をあげれば、その業者さんは不動産会社とのつながりがなかったことです。「こういう事故物件を高く売れる業者さんのツテとかありませんかね」と尋ねたのですが、「そうした方面のつながりはなく、申し訳ありません」と言われてしまいました。

もちろん、ジャンルが全然違う仕事なので問題なかったのですが、こうした不動産の売却までサポートしてもらえる業者さんだったら理想的だったかなと感じています。最近はそういう業者さんも徐々に増えてきているようなので、それも業者選びの条件に加えるといいかもしれません。

補足…セルフネグレクトとは

セルフネグレクトとは「生活の維持に必要な行動をとれない」状態のこと。能力的にとれないこともあれば、精神的にとれない(意欲がない)こともあります。

セルフネグレクトの詳細は、下の記事をご覧いただけたらと思います。

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とにかく物が多く、自力での片付けはとても無理だった

汚部屋

【よしみさん・50代女性・千葉県】

父親が亡くなったあと、ずっと一人暮らしをしていた母が亡くなり、その遺品整理をしました。生前から年に数回は帰省していたため、母の実家がモノで溢れていることは知っていました。

何度も片付けを提案しましたし、実際、私や兄弟が少し片付けたこともありました。しかし、母は年々頑固になっていき、なぜか物を収集するスピードも上がってしまい(認知症に近い症状だったのかもしれません)、私も兄弟もさじを投げていました。

そのため、亡くなった後で予想通り大量の遺品整理をすることになったのです。自力では無理ということはすぐにわかったので、遺品整理の業者さんに依頼しました。

大型のトラックで、処分費用は25万円でした。それほど熱心に相場を調べたわけではありませんが、大体一般的な価格だったと思います(当時の私の地域では)。

親の生前の片づけが無理なら、お金を用意しておく

できれば、親が生きているうちに片付けをできていたらよかったと思います。その方が母も清潔な環境で健康に暮らせたでしょうし、私達の負担も小さかったはずです。

ただ、うちの母と同様「親が頑固になってしまって、説得できない」というパターンは多いのではないでしょうか。そのような場合は、いさぎよく諦めて「お金を準備しておく」というのも、一つの考え方かと思います。

おそらく、どれだけひどい状態の遺品整理でも、30万円~50万円もあれば片付くかと思います。それも1日、長くて2日です。

孤独死などをしたら別でしょうが、普通に亡くなったケースなら、大体このくらいの金額があれば十分でしょう。お金はかかるものの、親の説得で消耗したり、最悪衝突したりすることを避けられるなら、こうした出費にも意味はあると思います。

考え方は人それぞれでしょうが、こうした発想もありなのだと考えていただくと、葛藤も減るかもしれません。

親が老人ホームに入っていたので、やることはほとんどなかった

老人ホーム

【ともひろさん・50代男性・東京都】

うちの父は、母に先立たれてから徐々にアルツハイマーが進行していきました。一定のレベルに達した段階で、姉と妹と話し合い、施設に入ってもらうことにしました。

その時点ではまだ父親は成年後見人が必要なほどではありませんでした。しかし、入所後に認知症が進行し、家庭裁判所から成年後見人をつけることが認められるレベルになりました。

父がそこまで老化してしまったことは悲しくもありましたが、このおかげで生前整理が非常に楽になったのは確かです。事実上「自分の物と同じ」ようなものですから、私と姉・妹の三人で順番に実家に出入りし、少しずつ物の処分を進めていきました。

結果、父が亡くなる1年前には、遺品がないどころか実家のリノベーションと売却も終わっている状態でした。父はその後、老人ホームで急激に容態が悪化し、入院して1週間後になくなりました。

このため、老人ホームでの退去の片付けが少し急になりましたが、もともと老人ホームに持ち込んだ荷物はほとんどありません。寝巻きや服など最低限の遺品を処分したら、それで遺品整理は完了しました。

親の遺品整理は、割り切っていると楽

我が家のケースは、友人やご近所の方から羨ましがられることもありました。「そこまでスムーズに遺品整理ができるのは珍しい」ということでした。

確かに、我が家は「親の成年後見人になった」ことが、特に有利だったといえます。年間24万円程度の「専門職後見人」への報酬が必要でしたが、それを補ってあまりあるメリットがあったと感じています。

しかし、この制度を使っても我が家のように「バンバンものを処分して、実家の売却までできるか」といったら、必ずしもそうではないでしょう。「せめて親が亡くなってから」と考える方も多いと思います。その人が考えなくても、兄弟姉妹や親戚がそのように反対することは多いでしょう。

そう考えると、我が家の遺品整理がスムーズに行った理由は、親族も含めて「割り切りができていた」ことではないかと思います。親族は割り切りというよりほぼノータッチでしたが、ノータッチというのは一番の割り切りともいえます。

こうした経験から、私は「親の遺品整理では割り切りが必要」と感じています。それが正しいとはもちろん思っていません。しかし、親の遺品整理で悩んでいる方には、何らかのヒントにしていただけるのではないかと思います。

(なお、ともひろさんの体験談にも登場した「老人ホームの退去時の片付け」は、下の記事でも詳しく解説しています)

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親の遺品整理のポイントは?3つの要点を解説

親の遺品整理について「いつ・何をやるのか」などの要点を特に知りたいという方も多いでしょう。ここでは、こうした親の遺品整理の要点(ポイント)を解説していきます。

いつ…四十九日後・葬儀後すぐなど

法事

親の遺品整理をいつからやるか、いつまでにやるかは特に決まっていません。法律的なルールもしきたりもないため、「それぞれの事情に合わせて決める」ことになります。

代表的なタイミング

ルールはないものの「主なタイミング」と、その時期になる理由をまとめると、下のようになります。

四十九日 精神的な理由。また、親族が集まっての話し合いをしやすいため
諸手続きの完了後 状況が落ち着いて、精神的にも時間的にも余裕ができるため
葬儀後すぐ 特に精神的に凹んでいない場合。あるいは、賃貸住宅の退去期限などがある場合
相続税の申告期限前 死後10ヶ月以内に申告する必要があるため

これらのタイミングの詳細も含め、遺品整理をいつからすべきかは、下の記事で詳しくまとめています。

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何をやる…片付け・供養・遺産分割・不動産売却など

遺品整理で何をやるかはケースバイケースです。しかし、多くのケースで共通して必要になる作業は、下のようなものです。

  • 不用品の片付け
  • 遺品供養
  • 遺産分割
  • 不動産の売却

また、孤独死が起きた場合は特殊清掃や原状回復工事なども必要になります。孤独死での実家の後始末については、下の記事で詳しく解説しています。

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費用…業者に依頼しなければ、粗大ごみの処分費程度

電卓

親の遺品整理にかかる費用は、特に決まっていません。業者に頼めば内容に応じた料金が発生しますし、全部自分でやるのであれば、費用はほとんどかかりません。せいぜい粗大ごみの処分手数料程度です。

粗大ごみの処分費用はいくらくらい?

これは自治体にもよりますが、概ね下のようにいえます。

  • タンス・テーブルなどの大型家具は、500円~1000円
  • アイロンなど小型の家電製品は「不燃ごみ」ににある自治体も
  • クリーンセンターに自ら持ち込めば無料になることも多い

大型の家具がたとえば10個あった場合、5000円~1万円ということです。そして、クリーンセンター(処分施設)に直接持ち込めば、自治体によっては無料となります。

このように費用を明確に出すことはできませんが、業者に依頼するより安くなるのは確かです(代わりに、相当な労力がかかります)。

こうした「自分で遺品整理をする方法」について知りたい方は、下の記事を参考にしていただけたらと思います。

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知っておくとスムーズ!親の遺品整理のコツ・3選

業者

どんなことにもコツがありますが、親の遺品整理についても「これを知っていると楽になる」というポイントが多くあります。ここでは、それらのコツの中でも、特に重要な3点を説明していきます。

感情と「哲学的に」向き合う

親の遺品整理が難しい理由は、主に感情的なものです。物理的には、極論すると「全部捨てる」「業者に丸投げする」などの方法で、あっという間に解決します。

それができないのは、やはり「気持ちの整理がつかない」ためでしょう。このため「気持ちの整理をどうやってつけるか」が重要になります。

哲学的・論理的に考える

気持ちを整理する方法はさまざまですが、その方法の一つとして「哲学的・論理的に考える」という方法を、ここではご提案します。「論理的になんて冷たい」と思った方は、大戦中の日本人の「空気」を思い出してください。

どう考えても無茶苦茶な終盤の戦争は「死んでいった英霊のために」継続されたのです。つまり「感情によって、愚かな戦争が継続された」のです。

あのとき「論理的に」考えていれば、日本人の犠牲は兵士・民間人とも圧倒的に少なくなったといえます。つまり、あの場面では「論理的に考えることこそ、真に愛情深い態度だった」といえます。そういうケースは多くあるのです。

論理的な考え方の例

記念写真

たとえば「遺品を捨てたら親に申し訳ない」という考え方を見てみましょう。この場合「遺品を捨てたら、あなたの親は怒るのか?」と考えるといいでしょう。

おそらく、多くの人は「ノー」と即答するはずです。明らかに親の思い出が詰まった品物は別ですが、ほとんどの遺品については「親が怒るはずなどない」と答えるかと思います。

もちろん「捨て方の問題」もあるでしょう。これについては、お焚き上げなどの供養をすればいいわけです。魂のプロフェッショナルである僧侶たちが「それ以上の捨て方を用意していない」のですから、「それ以上の方法はない」と、きっぱり明断するべきなのです。

「究極の供養」を追い求めるのは、むしろ罪悪を招く

実は、僧侶が「あまり上の供養を用意しない」のには理由があります。何でもそうですが、供養も「行き過ぎる」と、人間として間違ったものになってしまうからです。

具体的には、古代史の中の「王族の埋葬」が挙げられます。

  • 日本の古墳時代に王族が死ぬと、大量の召使いが一緒に「生き埋め」にされた
  • 秦の始皇帝は生き埋めでは足らず、阿房宮という地下宮殿まで建設した

これらは「究極の供養」ですが、どう考えても人として間違っています。しかし、始皇帝はともかく、日本の古墳時代はおそらく「これが正しい」と皆思っていたでしょう。なぜなら、当時の天皇は「神」と同等の存在だったためです(明治・昭和でもそうでしたが)。

そして「神だったら、なぜこのように供養しなければいけないのか」と疑問を投げかければ、当時の人は論理的な答えを何も出せなかったはずです。

「そういうものだ」「代々そうしてきたからだ」「今回の天皇だけ内容を変えたら失礼に当たる」などの答えしか返せなかったでしょう。このような「何となく」の理由で、膨大な人の命が奪われていたわけです。

こうして考えると「論理的に正しさを説明できないことを、感情に任せて行う」ことの方が、よほど冷酷であるということに気づくでしょう(学校で「みんなと違う」という理由だけでいじめが発生するのも同じです)。

ヒントはあらゆる学問にある

読書

ここでは、古代の王族の埋葬や第二次大戦など「歴史」の分野から例を出してきました。しかし、他の学問でもこのような説明は多くできます。哲学・宗教学はもちろん、心理学・法律学などにも多くのヒントがあるでしょう。

大事なことは「自分の頭で考える」ことです。これができれば、感情のコントロールという曖昧なものが「物理的に」できるようになります。

(思考回路や知識は、脳の海馬などに新たに構築されるシナプスです。そのため「物理的」なものなのです)

なお、このような気持ちの整理については、下の記事で詳しく解説しています。興味がある方は、こちらも参考にしていただけたらと思います。

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とりあえず「相続系だけ」整理する

心理学やコーチングの世界では「一番簡単なことからやる」のが、勢いをつけるためのセオリーとなっています。これは多くの人が日常生活で実感しているでしょう。

親の遺品整理が難しいときも、これと同じことがいえます。「何から手をつけたらいいかわからない」の答えは、「相続系から」なのです。

なぜ「相続系から」なのか

もちろん、これはケースバイケースです。「相続系の遺品がない」ということもあるでしょうし、「賃貸住宅の退去が迫っているので、むしろ相続系の方が後」ということもあるでしょう。

(後者の場合は優先順位がはっきりわかっているので、迷うことはないかと思います)

この前提で理由を書くと、他の遺品整理と違い、相続税の申告だけは法的な期限があるためです。これは「相続の発生=死亡時から10ヶ月」というものです。

このような期限がある以上、期限がないものよりは優先すべきなのです。10ヶ月あるといっても、預金通帳・有価証券などを探すだけで終わりではありません。

  • その後、遺産分割の話し合いをする
  • 「遺産分割協議書」などの書類を作成する
  • そのために必要な不動産登記簿などの書類もすべて集める
  • 税務署に相続税の申告をする

このように多くの手順を踏まなければいけないのです。「10ヶ月は意外とあっという間」というのが、相続を体験された多くの方のコメントです。

こうした理由から「何から手をつけたらいいかわからない」「親の死がショックで、動く気になれない」というときは「まず相続系の遺品だけ整理する」ということをおすすめします。

(なお、相続系の遺品の代表は「預金通帳」です。預金通帳の処分や捜索については下の記事でまとめています)

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業者に任せるべき部分は任せる

業者

どんな作業でも「プロがやると圧倒的に早くレベルが高い」ものです。それは、皆さんも社会人であれば「何かのプロ」のはずなので、ご自身の業界で体感されているでしょう。

もちろん、遺品整理のような分野は「お金を払って人にやってもらうことに、罪悪感を覚える」という方も少なくないでしょう。これは介護なども同じです。

しかし、ここでも「論理的に」考える必要があります。仮に遺品整理を「全部自分で」やったつもりでも、本当は「全部自力」ではないのです。

ごみは結局「業者」が処分する

当然ながら、遺品の大部分は捨てることになります。可燃ごみも粗大ごみもありますが、何らかの「ゴミ」に出すわけです。

そして、そのゴミはその人(以下、Aさん)が燃やしたり埋め立てたりするわけではありません。

  • Aさんが「収集場所」にゴミを置く
  • ゴミ回収業者が、それを持っていく

上のような流れになっています。そして、これが下のような流れになったらどうでしょう。

  • Aさんが「部屋の一角」にゴミを置く
  • 遺品整理業者がそれを収集場所に運ぶ
  • ゴミ回収業者が、それを持っていく

「間に一人入った」わけですが、本質的な部分はまったく変わっていません。

  • Aさんがどこかに物を置く
  • それを、誰かが運ぶ

このような流れで、その不用品は処分されるわけです。Aさんが「自力でやった」としても「遺品整理業者に依頼した」としても、本質的な流れはまったく同じなのです。

つまり「最終的に誰かに処分してもらう」なら「なぜ、最初から依頼してはいけないのか?」という疑問が湧くわけですね。もちろん「何となく」という理由で「自力」で処分することも、まったくかまいません。

それで兄弟など「誰かに負担がかかっている」なら、よく考えるべき

大事なことは、それで「関係者が幸せな状態になっているか」です。先程の歴史の例もそうですが「何となく」という行動が「誰かを苦しめている」なら、それは考え直さなければいけないのです。

  • 兄弟姉妹は「業者にまかせるべき」と考えている
  • しかし、Aさんは何となく「自力でやるべき」と考えている

この状況で、兄弟姉妹に負担がかかっているなら、Aさんは「業者に任せるべき部分を考えるべき」といえます。他の兄弟姉妹が苦しんでいないならいいですが、そうでないなら(苦しんでいるなら)Aさんは、自分の考えに執着するべきではないのです。

このような理由から「業者にまかせるべき部分をまかせることは、正しい選択である」といえます。こうして気持ちの整理をつけた上で依頼すると、よりスムーズに親御さんの遺品整理を進めていただくことができるでしょう。

親の遺品整理を業者に頼む場合の選び方は?3つの点に着目!

業者

特に遺品の量が多いときなど「業者に頼みたい」と思う方は多いでしょう。そのときに気になるのは「業者の選び方」かと思います。

ここでは、遺品整理業者の選び方で、特に重要な3つのポイントを解説します。

費用…安いだけでなく根拠が明確かどうか

親の遺品整理に関しても「激安・格安・最安値」をうたう業者は多く存在します。安いのはもちろんいいことですが、その安さには「根拠」が必要です。

当然ながら、ビジネスである以上「根拠がないのに安くする」ことはできません。「代表が個人資産を大量に持っていて、稼ぐ必要がないから」という特殊な理由もあるでしょう。しかし、そのような例外はめったになく、ほとんどは「何か理由があるから安くできる」のです。

その理由が明確な業者なら、費用が格安でも安心できます。逆に明確でない業者は、サービスの品質をよく見定める方がいいでしょう。

「安さの根拠」の例

あくまで一例ですが、下のような理由が考えられます。

  • 有資格者など少数精鋭のスタッフに絞り、人件費を節約している
  • 広告宣伝費をカットしている
  • 価値のある不要品を買い取り、転売によって利益を出している

3つ目についてはリサイクルショップと同じビジネスモデルであり、当然ですが「遺族の方の利益を横取り」しているものではありません。このように「安さの理由」が明確になっている業者は、格安でもいいサービスをしてくれると期待できるでしょう。

(なお、上記の理由は弊社・みらいプロセスが業界最安値保証宣言をできる理由でもあります)

遺品整理の料金相場については、下の記事でも詳しく解説しています。業者に依頼するのであれば、相場は確実に知っておくべきなので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

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サービス…特殊清掃など必要な業務に対応できるか

親の遺品整理と一口に言っても、必要なサービス内容はケースバイケースです。たとえば孤独死をされてしまったケースなど、特殊清掃やリフォが必要になることもあるでしょう。また、遺品供養が必要になるケースもあります。

こうしたケースでは、それぞれの状況に応じたサービスに対応している業者でなくてはなりません。必要なサービスに対応していない業者だと、別の業者に追加で依頼することになり、費用も手間も二重にかかってしまいます。

もちろん「普通の遺品整理」だったら、一般的な業者でほとんど対応できます。しかし、特に突然死されたケースなどでは「特殊清掃などの業務にも対応しているか」をチェックするようにしてください。

(なお、孤独死が起きたときの特殊清掃・遺品整理については下の記事で詳しく解説しています)

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信頼性…有資格者の在籍・優良事業所認定など

当然ながら、最終的に重要になるのは「業者そのものの信頼性」です。どの遺品整理業者も「信頼できる業者です」ということは、当然うたっています。

しかし、ここにもやはり安さと同様に「根拠」が必要です。具体的には下のような要素が信頼の根拠となります。

  • 優良事業所認定を受けている
  • 遺品整理士などの有資格者スタッフが在籍している
  • 法人経営である(個人事業主の屋号ではない)
  • HPなどで許可番号がわかる(古物商許可証など)

こうした要素を満たせば満たすほど、その業者は信頼できるといえます。後は数社に見積もりをとり「実際に話してみた印象で信頼できる業者」を選んでいただくといいでしょう。

親に生前整理を進めてもらうには?説得方法を解説

家族だんらん

親の遺品整理が視野に入ってくる年代になったとき、「できれば生前整理をしておいて欲しい」と思うお子さんは多いでしょう。ここでは、親御さんに生前整理(老前整理)を進めてもらうための説得方法を解説していきます。

まず子供の自分が生前整理を始めること

「隗より始めよ」といいますが、親に生前整理をしてもらいたいのであれば、まずご自身が始めるべきです(これはもちろん「自分がやってないのに親にやらせてはいけない」という、否定的なニュアンスではありません)。

お子さん自身が生前整理をしていれば、親御さんも刺激を受けて「自分もやろうか」と思う可能性が高いでしょう。また「最近、生前整理を始めたんだ」と、自然に生前整理の話題を親御さんに振ることもできます。これらの理由から「まず、自分から始める」ことは、親御さんを説得する上で非常に効果的といえます。

親御さんの遺品整理を考える年代というと、お子さんであるご自身も40代や50代になっていることが多いでしょう。この年代で具体的にどのような生前整理をすればいいのかは、下の記事を参考にしていただけたらと思います。

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「年寄り扱い」は厳禁、コミュニケーションを徹底する

生前整理に関する親御さんへの説得で、失敗する最大の原因は「親を年寄り扱いする」こと。逆の立場で考えるとわかると思いますが、これは非常にプライドを傷つけられることです。

もちろん、すっかり心身ともに弱っていて「年寄り扱いされても抵抗しない」という親御さんも見えるでしょう。しかし、親御さんがそこまで弱ることを望まれているお子さんは見えないと思います。

稀にそのように「親に対して有利になった」ことを内心喜んでいる方も見えます。しかし、おそらくそのような方は、こうした記事を読まれることはないでしょう。

この記事を読んでくださっているほとんどの方は、下のように考えているかと思います。

  • 親には元気でいてほしい
  • しかし、説得には応じてほしい

この両方の希望を満たすのは、実は難しいのです。なぜなら生前整理を子供に要求されている時点で、自分が年を取ったことを痛感させられるためです。元気な親御さんほど、それを嫌がるわけですね。

マネーや法律のリテラシーの高い親御さんなら、むしろ自分から積極的に生前整理をされます。「そういう事前準備をすることこそ、頭がしっかりしている証拠」という考え方があるためです。

逆に、お金や法律などに関して疎い「古いタイプの親御さん」の場合「生前整理などいらん!」という態度になりがちです。このような親御さんを説得するには、とにかく「慎重にコミュニケーションをとる」必要があります。

こうしたコミュニケーションも含めて、親の生前整理で失敗しないためのポイントは、下の記事を参考にしていただけたらと思います。

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古い実家を先に処分したい場合、快適な住み替えを提案

新居

親御さんの死後、古い実家(空き家)の処分で困るお子さんは大勢見えます。相続の世界では「不動産=負動産」ともいわれるくらいです。「負の遺産」ということですね。

親御さんが今住まれている実家が、明らかにそのような「負動産」になる、とわかっているケースもあるでしょう。

  • 築年数が古い
  • 再建築不可など、不利な物件である
  • 間取りなどが特殊すぎる

このような物件でも、親御さんがそこに住まれることを希望しているのであれば、もちろんその希望を優先すべきです。しかし、下のようなケースだったら親御さんに住み替えを提案してもいいでしょう。

  • そこに住むことにこだわっていない
  • むしろ、他に住んでみたい土地がある
  • 今の家はバリアフリーでないので、不便さやリスクを感じている

このような条件であれば、快適な住み替えを提案することで、喜んで新居に移ってもらえます。そして、今の実家を「早めに引き払う」ことも可能です。

不動産関係の整理が早めにできると有利

親の遺品整理の中でも「一番の大物」は不動産です。親御さんの資産や遺品によっては例外もありますが、ほとんどの場合は「不動産が最大」と言っていいでしょう。

そのため、不動産の整理を先に済ませておくと、遺品整理は非常に楽になります。「亡くなってからしかできない遺品整理」に専念できるため、そちらの作業も小さな負担で完了させることができるでしょう。

このような理由から、親御さんの希望に反しないのであれば、古い実家を早めに清算するために「住み替えを提案する」のもいい選択肢といえます。こうした老後の住み替えについては、下の記事で詳しく解説しているので、こちらを参考にしていただけたらと思います。

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親の日記の処分方法は?おすすめのやり方・3選

日記

親の遺品整理の中でも、特に処分のやり方に困る品目が「日記」です。ここでは、親の日記の処分をどうすべきかを解説していきます。

遺品供養(お焚き上げ)をする

最もおすすめのやり方はこれです。そもそも「親の日記の処分で困る」というのは、精神的な理由でしょう。

単純に不要品としてみたら、「ただの燃えるごみ」なので、物理的な処分は簡単です。それでも悩む理由はひとえに精神的なものといえます。

  • そのため、精神的な問題さえ解決すればいい
  • そのためには遺品供養をすればいい

このような考え方になります。もちろん、精神的な問題(感じ方)は人それぞれです。誰もが「遺品供養をすれば平気」ということはないでしょう。

日記を燃やすのであれば、寺社の方がいいでしょう)。

  • 地域のお寺や神社で、お焚き上げの情報がない
  • 宗教・宗派の問題で、遺品供養をしてくれる場所を探しにくい
  • 親の日記以外の遺品も整理してほしい

このような場合は、2つ目の遺品整理業者に依頼していただくのがいいかと思います。なお、お焚き上げや遺品供養については下の記事で詳しく解説しています。

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業者に自炊(スキャン)を依頼する

自炊

「日記の内容に価値がありそうで、処分に困る」ということもあるかもしれません。特に親御さんが長生きされていて、80年分などの日記を詳細につけられていたら、確かに歴史的資料としての価値を持つ可能性があります。

そのような場合は「自炊業者」に依頼しましょう。自炊とは「書籍や書類をスキャンしてPDFなどの電子データにする」作業です。辞書の正確な説明は下のようになります。

手持ちの書籍や雑誌を裁断・解体し、各ページをイメージスキャナーで読み取り、電子書籍化すること。
>コトバンク「自炊」

もともとは「本をスキャンして電子書籍にする作業を、出版社のKindle化に期待せず、自分でやる」ということで「自炊」という言葉が生まれました。しかし、これが定着して現在では「書籍・書類をスキャンする」こと自体を自炊と呼ぶようになっています。

この仕事はニーズが置いので専門の業者が多く存在します。それらの業者に自炊・データ化してもらえれば、少なくとも「中身を保存したい」というニーズについては満たせるでしょう。

その後の「実物の処分」については、上の段落で書いた遺品供養と組み合わせていただくのがいいかと思います(もちろん「そのまま捨てても平気」という方は、無理に供養をしなくてもかまいません)。

普通に捨てる(廃品回収を含む)

この方法については「それが平気なら、迷わずそうしている」と思うかもしれません。しかし、下のような方は多いものです。

  • 本当は普通に処分したい
  • 供養など、宗教的行事にまったく関心がない
  • そのため、遺品供養はしたくない
  • しかし、普通に処分するのは何となく罪悪感がある

たとえば、上の段落で説明したように「歴史的な価値がありそうな日記」だったら、スキャンすることが一つの供養になるでしょう。それで「安心して捨てられる」という人も多いかと思います。

しかし「そこまでするほどの日記ではない」という場合、完全に「ただ捨てる」ことになります。その点に「何となく罪悪感がある」という方もいるでしょう。

罪悪感を払拭するための方法

この方法を書き出すと、主に下の通りです。

  • しばらく「置いておく」
  • 親と親しかった人に引き取ってもらう

2つ目については、儀式的には「形見分け」と呼ばれます。これを実行する場合、もちろん「押し付け」にならないよう注意する必要があります。

1つ目の方法については「先延ばし」と感じられるかもしれません。しかし、特に親御さんが亡くなってまだ1年経っていない場合などは、気持ちが少なからず動揺しているものです。

その状況ではどうしてもセンチメンタルになってしまい「捨てるのが一番だとわかっていても捨てられない」ということが多いでしょう。このような場合は「時間が解決してくれる」と考え、ひとまず保留することも重要といえます。

宇多田ヒカルさんの曲で有名になった「time will tell」という英語のことわざがあります。「時間が経てばわかる」「時間が解決してくれる」という意味ですが、これは親の遺品整理においては特に役立つことわざといえるでしょう。

まとめ

オペレーターの女性

以上、親の遺品整理のポイントやコツなどをまとめてきました。親は多くの人にとって大切な存在であり、それだけに遺品整理などの「物理的・事務的な作業」をしづらい部分もあります。

そのようなとき、この分野のプロフェッショナルである遺品整理業者が間に入ることで、スムーズに事が運ぶ部分は多いものです。弊社・遺品整理みらいプロセスは、埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県の1都3県で、業界最安値保証を宣言しております。特に関東エリアで遺品整理業者を探している方に対して、リーズナブルかつ高品質なサービスでお役に立てるでしょう。

お見積りやご相談は完全無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。皆様が親御さんを悼まれる気持ちを真摯に汲み取りつつ、心を込めた遺品整理をさせていただきます。

遺品整理のみらいプロセスの対応エリア

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遺品整理みらいプロセス にお任せください

遺品整理みらいプロセスは、埼玉・東京・千葉・神奈川の遺品整理、生前整理なら即日にお伺い出来ます。お急ぎの方、現場にはいけない遠方の方など、是非ご相談下さい。

※順次エリア拡大中ですが、一部対応できない地域もあります

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