遺品の供養~お焚き上げを頼む場所と費用相場・時期~

遺品整理をしたあと、「手元にも残さず買取りにも出さない」となった品物については、「処分」をせざるを得ません。しかし、故人の思いが詰まった品物をただの不用品として処分するのは、やはり気が引けるものでしょう。

このような理由から「遺品供養」が存在します。しかし、多くの人にとって遺品供養は初めての経験であるため、下のような疑問が多く浮かぶものです。

  • 何をやるのか
  • どうやってやるのか
  • 誰に頼めばいいのか

他にも、時期や費用など、気になる点は多くあるでしょう。これらの疑問に答えるため、この記事では「遺品の供養方法」について詳しく解説していきます。

遺品の供養方法は「お焚き上げ」が主流

お焚き上げ

遺品供養の方法は自由です。極端な話「一人で手を合わせる」だけでも、気持ちがこもっていれば供養といえます。

しかし、一般的には遺品供養の方法は「お焚き上げ」となります。ここではまずお焚き上げの内容からご説明しましょう。

お焚き上げとは

お焚き上げとは「形見の品を浄火で天にお送りする」ものです。あえて一般的な表現をすると「形見の品を燃やす」という形です。もちろん、燃やすといっても普通の火ではなく、正統な儀礼ににのっとって生み出された「浄火」です。

たとえば初詣のときなどに、神社で大きな火を見ることがあるでしょう。また、1月15日頃にはさらに大きな「どんど焼き」の火が燃やされます。お焚き上げもこれらの儀式と同様に、清められた火を用いるものと理解してください。

他のやり方も選べる

お焚き上げは仏教・神道の儀式です。故人がキリスト教徒・イスラム教徒などであった場合、他のやり方で遺品供養を行いたいということもあるでしょう。

その場合、それぞれの教会・モスクなどの場所に依頼すれば可能です。遺品整理を業者に依頼した場合は、その業者を通じてそうした教会・モスクなどに相談することもできます。

基本的に遺品供養の方法は、公序良俗や不要物処理のルールなどに違反しない限り「何でもあり」と思ってください。

お焚き上げを頼む場所はどこ?

お焚き上げに関してまず気になるのは「どこに頼めばいいのか」でしょう。ここでは、お焚き上げを頼む場所について解説していきます。

お寺・神社

護摩法要

昔ながらのやり方は「お寺・神社に依頼する」というもの。日蓮宗の常顕寺では、下のようなご志納(お布施)となっています。

  • お札・お守り…1つにつき100円
  • 人形…1体につき500円

この他に「ご志納は目安として5000円から」と書かれていますが、これがお焚き上げでも必要なのかはわかりません。お寺であるため、そのあたりのルールは詳しく書かれていないのでしょう。しかし、おそらく「5000円を別に払うのが一般的」と考えられます。

名目は「ご志納・お布施」となっていますが、一般的な感覚でいう「料金」に相当するものです。

※参考…供養(日蓮宗・常顕寺)

お焚き上げ業者

箱と伝票

最近では「お焚き上げ専門の業者」も登場しています。例えば、ある業者さんでは下のような流れでお焚き上げを依頼できます。

  • ネットで専用の封筒・ボックスを購入
  • その封筒・ボックスが送られて来る
  • お焚き上げをしたい品物を入れて送付
  • お焚き上げ完了の報告が届く

最初の封筒・ボックスの購入については、Amazonのアカウントをそのまま使える業者さんも存在します。日頃からAmazonなどの通販を利用している方なら、その延長でお焚き上げも依頼できるということです。

「お焚き上げだけ」のときにおすすめ

こうしたサービスは「やることがお焚き上げだけ」というときには、非常に便利なものです。

  • 電話でもメールでもなく「Webシステム」で自動的にできる
  • 支払いもクレジットカード等で即座に完了する
  • お寺や神社などに足を運ぶ必要がない

このような点で「お焚き上げだけのときの利便性」については、この方法が特に便利だと感じる方も少なくないでしょう。しかし「遺品整理を業者に依頼する」という「お焚き上げだけでないケース」では、下の段落で説明するとおり、その遺品整理業者に頼むのがおすすめです。

遺品整理業者

若い業者の男性

遺品整理を依頼した業者に、そのままお焚き上げも依頼する方法です。遺品整理業者に依頼するメリットを、お焚き上げ業者との比較でまとめると、下記のようになります。

  • 合同供養なら無料である
  • ↑(お焚き上げ業者は、有料で合同供養のことが多い)
  • 申し込みの手続きもいらない(その場で回収してくれる)
  • 封筒やボックスの到着を待つ必要もない

このような理由から「お焚き上げだけ」でなく「遺品整理も業者に依頼する」のであれば、お焚き上げもその業者に依頼すべきといえます。

合同供養でクオリティが下がることはない

「合同供養」という部分が引っかかる方もいるでしょう。しかし、お寺や神社が直接郵送で受け付ける供養も、お焚き上げ業者が受け付ける供養も、すべて合同供養です。この点では、遺品整理業者が無料で提供するサービスと変わりません。

また、そもそも合同供養のクオリティ自体が非常にしっかりしたものです。由緒あるお寺や神社、専用の供養場などで行われます。「他の方の遺品と一緒」というだけで、お焚き上げのクオリティ自体が下がるわけではありません。

遺品供養の費用相場は?

電卓

遺品供養(お焚き上げ)の費用相場は、依頼する場所によって下のような金額が目安となります。

お寺(現地) 1万円~3万円
お寺(郵送) 3000円~1万5000円+送料
神社(現地) 1万円~3万円
神社(郵送) 3000円~1万円+送料
お焚き上げ業者 1400円~
遺品整理業者 無料(合同供養)、2万円~(個別供養)

それぞれの相場について、詳しく解説していきます。

お寺(現地)…1万~3万円

お寺の本堂

郵送でなく、お寺の現地に持ち込んで遺品供養を依頼する場合、費用の目安は下記のようになります。

遺品供養志納金(一般でいう基本料金) 5000円~
読経供養志納金(一般でいうサイズ料金) 5000円~2万円
合計 1万円~3万円

※参考…本寿院「遺品供養」(リンク先の内容を要約)

サイズについては、あくまで本寿院の場合ですが、下のようなルールになっています。

3辺の長さ 金額
70cm以内 5000円
140cm以内 1万円
280cm以内 2万円

一番上の「70cm以内」は、みかん箱1箱のサイズです。そのため「みかん箱1箱なら、基本料金と合わせて1万円程度」と考えていただくといいでしょう。

なお「燃えないもの」が含まれている場合は、それぞれ2000円が加算されます。これは次の段落で説明する「お寺(郵送)」の場合も同じです。

個別供養なら3万円が相場

これも本寿院の費用ですが、個別供養料は3万円となっています。これは完全に1組様での法要です。希望の日時を予約して行います。

お寺(郵送)…3000円~1万5000円+送料

お寺に郵送で遺品供養を依頼する場合、下のような料金が1つの目安となります。

レターパック 3000円
箱・80cm以内 5000円
箱・140cm以内 1万円
箱・170cm以内 1万5000円

※参考…真如寺「遺品供養お焚き上げ」(リンク先の内容を要約)

レターパックは郵便局で購入できるもので、360と510のサイズがありますが、どちらでも上記の料金です(真如寺の場合)。箱の「○○cm以内」というサイズは、3辺の合計です。

遺品に不燃物が含まれる場合

この場合、真如寺では「2000円追加」となります。しかし、レターパックを利用する場合は、この費用は不要とのことです(不燃物のサイズが小さいためでしょう)。

送料は別途必要

上記はあくまで「お寺に支払うお金」であり、送料は別途必要となります。レターパックは送料込みですが、箱についてはクロネコヤマト・佐川急便などの宅配業者に支払う送料が必要です。

この送料は地域にもよりますが、大体1000円~3000円と考えておくといいでしょう。

神社(現地)…基本的になし

神社で「現地に遺品を持ち込んで供養をお願いできる」場所を探してみましたが、少なくともホームページを作っている神社では、すぐには見つかりませんでした。

もっと探せばあるかもしれませんが、お寺はすぐに多数見つかったため「お寺と比較すると、あまり神社境内での遺品供養は見られない」ということでしょう。

「どんど焼き」は多数あるが…

毎年お正月の終わり、1月15日に開催されるどんど焼きはほとんどの神社が行っています。そこでは100円~500円程度のお焚き上げ料・納め料などを払うだけで参加可能です。

しかし、当然ながらどんど焼きは「遺品供養の場」ではありません。しめ飾り・松飾りなどのお正月飾りを燃やすのが主目的です。

それにもかかわらず「いろいろな不用品を燃やしにくる」人が多いことが問題になっています。城山八幡宮が下のような注意書きを、ホームページに赤字で大きく書いているほどです。

神社は廃棄物処理場ではありません。
なんでも焼ける訳がありません。
小正月の時期、全国の神社は困り果てています。
古神札納所のご案内(城山八幡宮)

この文面でも「かなり立腹されている」ことがわかるでしょう。基本的に神社のお焚き上げは「遺品も含めた生活用品を、積極的に受け付けているわけではない」と理解して下さい。

神社(郵送)…3000円~1万円+送料

神社

神社のお焚き上げは、現地でなく「郵送」であれば、明確な玉串料(供養料)の基準を設けているところもあります。下記の表は「結城諏訪神社」の玉串料(供養料)です。

3辺の長さの合計 費用
100cmまで 3000円
120cmまで 5000円
150cmまで 8000円
上記以上 1万円

※参考…結城諏訪神社「人形・もの供養」(リンク先の内容を要約)

おおむねお寺に郵送する場合と同じですが、最期の「上記以上」という大型のケースでは、お寺より安くなっています。

ただ、当然この設定は「お寺による・神社による」というべきものです。全体的には「大体同じ」といえるでしょう。

そもそも、神社もお寺も営利企業ではないので、どこかだけが高くなる・安くなるということを避けるものです。自然と横並びの金額になると考えてください。

(遺品供養の料金で価格破壊を起こす神社、などいうものがあったら逆に怖いですからね)

お焚き上げ業者…1400円から

箱詰めをする女性

お焚き上げ専用の業者に依頼する場合、費用の相場は1400円からとなっています。この1400円というのは「レターサイズのキット」で、「送料も含む」価格です。つまり、それ以上のお金はかかりません。

レターサイズとは?

あくまで1社の業者さんの例ですが、L版の写真が250枚入るしっかりした封筒のキットです。郵便局の「レターパック」の写真サイズだと考えていただくといいでしょう。

もちろん、供養の料金や「供養証明書」の発行手数料なども、すべてこの金額に含まれています。

「ボックスサイズ」もある

これもある業者さんの例ですが「ボックスサイズ」のキットもあります。文字通り「箱で遺品を送付する」という形式です。

この場合、価格設定は下のようになっています。

  • 箱なし…5940円(税込み)
  • 箱あり…7020円(税込み)

どちらも送料は無料です。先ほどのレターサイズと同様、供養料などの追加料金は一切発生しません。

箱のサイズは、その業者さんの場合は「3辺の合計が100cm」となっています。それより大きい箱を自分で選んで送る場合、超過料金は下記の通りです(長さは超過分の長さです)。

  • 20cm未満…3240円(税込み)
  • 50cm未満…7560円(税込み)

超過料金はやや高いため、もし「量が多いだけ」という場合は、2箱に分けた方が安くなる可能性があります。もちろん「供養品のサイズ自体が大きく、大きい箱でないと入らない」という場合もあるでしょう。その場合は超過料金を支払って送るべきといえます。

以上が、お焚き上げ専門の業者に依頼する場合の費用相場です。あくまで1社さんの例ですが、おおむねこのような金額と考えていただいていいでしょう。

遺品整理業者…合同供養は無料・自宅供養は2万円から

お坊さん

遺品整理業者に供養を依頼する場合、多くの業者が下のような料金体系となっています。

  • 合同供養…無料
  • 自宅供養…2万円から

自宅供養の内容は、「自宅に僧侶をお呼びしての供養」というもの。弊社もこの内容・この金額でサービスを提供しております。

業者なら、宗教・宗派を相談できる

遺品整理業者の個別供養や自宅供養は、やり方や費用について相談できます。お寺や神社では、当然「その宗教・宗派」でなくてはできません。しかし、遺品整理業者にはそうした宗教の色が何もついていないので「何でも選べる」のです。

費用についても相談可能

費用については、もちろん「このやり方なら、最低いくらかかる」という金額はあります。その金額まで自由にできるということではありません。しかし「この予算の範囲内で考えてほしい」というおまかせは可能です。

故人がどのような宗教や宗派に属されていたかを尊重することは、故人の生き様を尊重することでもあります。この点に制限があってはならないと考えているため、弊社では、宗教・宗派などのご希望に柔軟に対応させていただいております。そのため、個別供養をご希望の方は、何でもお気軽にご相談いただけたらと思います。

遺品供養に出せるものは?

アルバム

依頼する場所・費用がわかったら、次に気になるのは「何を出せるのか」でしょう。ここでは遺品供養(お焚き上げ)に出せるものをまとめていきます。

基本的に何でも出せる

遺品供養に限らず、お焚き上げは「何でも出せる」ものです。お焚き上げは誰かが亡くなったときだけではなく、「相手は生きているが、年賀状を捨てるのは申し訳ない」などのケースでも行われます。

受け付けてもらえる物の一覧

上記のような理由から、下記のようなあらゆる品目が、遺品供養(お焚き上げ)に出せるようになっています。「○○系」というのは、そのような呼び名が共有されているわけではなく、わかりやすくするために当記事で分類したものです。

ジャンル 品物の例
遺品系 写真・手紙・衣服・時計・アクセサリー・印鑑 etc..
子供系 ランドセル・おもちゃ・衣服・こいのぼり etc..
記念系 写真・アルバム・手紙・年賀状 etc..
人形系 日本人形・西洋人形・ぬいぐるみ etc..
アート系 絵画・掛け軸・剥製 etc..
家電系 携帯電話・電化製品 etc..
宗教系 仏壇・神棚・位牌・御札・お守り・だるま・しめ縄・盆提灯 etc..
スピリチュアル系 パワーストーン・タロットカード・オラクルカード・ヒーリンググッズ etc..

上記の品物の一覧は、神社の料金の段落でも紹介させていただいた「結城諏訪神社」の場合です。他の神社・お寺・お焚き上げ業者では異なる可能性があります。

しかし、基本的にはどこも上の表のように「ほとんどすべての品目に対応している」と思ってください。大きな違いは「燃えないものに対する追加料金がどのくらいかかるか」という点です。多くの場合は2000円です。

受け付けてもらえない物の一覧

遺品供養に出せないものは、下のようなものです。

  • 危険物
  • 違法物
  • 遺骨

いずれも「当たり前」というべきものです。逆にいえば、このように「明らかにおかしい」ものでなければ、すべて遺品供養に出せるということです。

遺品供養の時期はいつ頃?

カレンダー

ご家族など大切な方が亡くなったあとは、やることが山積みになってしまうもの。たとえば「相続税の申告は10カ月以内にしなければならない」など、多くのルールがあります。

その中で、「遺品供養はいつまでにやらないといけないのか」ということは、多くの人が気になる点でしょう。ここでは「遺品供養の時期」について解説していきます。

時期に決まりはない

遺品供養をする時期について、特に決まりはありません。法律的なルールはもちろん、宗教的な決まりもありません。

もちろん、特定の宗教や宗派によっては、そうしたルールが決められていることもあるでしょう。しかし、一般的な仏教・神道のお焚き上げでは、そのようなルールはありません。

お寺の合同供養法要は、月1回ほど

全てのお寺がやっているわけではありませんが、月1回程度のペースで「合同供養法要」を実施しているお寺もあります。たとえば東京都大田区の本寿院などです。

同院は「毎月第2日曜日・9時~18時」という日程で、定期的に合同供養を開催されています。このような場所に持ち込んで依頼するのであれば、その日程が「遺品供養の時期」となります。

神社の定期供養には、遺品を持ち込めない

神社の儀式

お寺と同じく、神社も定期的な供養・お焚き上げをやっています。しかし、こちらは遺品も含めて「生活用品は持ち込めない」のが一般的です。

受け付けているのは「御札・破魔矢」など神社に関係のあるものです。遺品も含めた生活用品などは、多くの神社が受け付けていません。

これは、城山八幡宮のホームページの注意書きでも紹介した通りです。同神社が「神社は廃棄物処理場ではありません」と立腹して書かれている通り、神社の定期お焚き上げは「遺品供養の場ではない」のです。

このため、神社への依頼は基本「郵送のみ」となります。郵送である以上、時期は関係ないといえるでしょう(もちろん、気持ちの整理がつき次第、早い方がいいと思われますが)。

遺族がやることは「頼む場所」によって変わる

片付けをする夫婦

「結局、わたしたち遺族は何をやればいいのか」ということを、簡潔に知りたい方もいるでしょう。遺品整理業者なら「丸投げ」でOKです。

その他の場所に依頼する場合と合わせて、遺族の方がやることを一覧にすると、下記のようになります。

遺品整理業者 頼むだけ
お寺・神社・供養業者 遺品の梱包・発送
お寺(現場) 当日持ち込む(要予約)
自宅供養 日程調整・当日の立ち会い
個別供養(寺社) 日程調整・当日の遺品持込

以下、それぞれ詳しく解説していきます。

遺品整理業者…頼むだけ

業者と女性

もっとも簡単なのは遺品整理業者で「頼むだけ」です。それも当然で「実際に遺品に触って、仕分けまでしている」「不用品を箱詰めして、搬出までする」わけです。

ここから説明する他の方法で、遺族の方がやるべきお仕事を、すべて遺品整理の業者は「供養の前の段階」で通常業務として済ませるわけです。だったら「持ち帰った後、そのまま供養もお願いします」と依頼しても、業者の負担はほとんどありません。

実際、大部分の業者は「合同供養なら無料」というルールでやっています。作業の負担がほとんどないため、費用をいただくまでもないのです。

もちろん、合同供養を寺社に依頼することには費用がかかっています。しかし、その程度の金額は「お客様へのサービス」として、多くの業者が無料にしているということです。

お寺・神社・供養業者…遺品の梱包・発送

お寺や神社、遺品供養業者(お焚き上げ業者)に対して郵送する場合、遺品を梱包して発送する作業が必要となります。これは慣れている方にとっては簡単かもしれませんが、不慣れな方だと難しいものです。

特に「割れ物」などが混ざると、難易度は格段に高くなります。遺品整理を業者に依頼しているのであれば、よほどのこだわりがない限り「そのままその業者に依頼する」方がいいでしょう。

郵送でこれらの寺社・お焚き上げ業者に依頼するべきケースは「遺品整理を業者に依頼しない場合」と理解して下さい。

お寺(現場)…当日持ち込む(要予約)

お寺の護摩法要

「郵送では味気ないので、お寺の現場供養に持ち込みたい」という方も見えるでしょう。この場合は下の3つが、遺族の方のお仕事となります。

  • お寺の選定
  • 事前の予約
  • 当日の持ち込み

すべてのお寺がこのようなお焚き上げを開放しているわけではないので、お寺の選定がまずそれなりに大変です。遺品の持ち込みについては、車があればそれほど難しくはないでしょう。

逆に車がない場合、この方法はかなり難しくなります(もちろん、自転車とリュックで運べるような小物しかない場合は別です)。

自宅供養…日程調整・当日の立ち会い

自宅での供養を希望する場合、その日程の調整と、当日の立ち会いが主なお仕事となります。弊社でも無料の合同供養とは別に、2万円からのオプションで「自宅供養」にご対応しています。

このように遺品整理業者が自宅供養のオプションにも対応している場合、日程調整は業者に任せればOKです。遺品整理業者に依頼せず、ご自身でお寺や神社に自宅供養を依頼する場合は、「寺社の選定・日程調整」が必要となります。

個別供養(寺社)…日程調整・当日の遺品持込

お寺や神社の現地で、個別供養を受け付けていることもあります。これに申し込む場合は、日程調整と当日の遺品持ち込みが必要です。

個別供養に限らず、お寺は現地での供養を多く受け付けています。反面、神社はあまり受け付けていません。

そのため、神社で探す場合は選定に難航する可能性があります。逆にお寺は候補が多いため、比較的選定をしやすいでしょう。

まとめ

オペレーターの女性

もし遺品整理を業者に依頼するのであれば、遺品供養の方法は「知るまでもない」ほど簡単なものです。ここまでも書いてきた通り「無料の合同供養でおまかせするだけ」だからです。

もちろん「それでは何となく寂しい」「いくつかの遺品は、個別供養にしたい」などのご希望もあるでしょう。そのような場合は、当記事で解説した他のやり方を参考にしつつ、それらの遺品をご供養いただければと思います。

弊社での個別供養のリクエストは「僧侶を自宅に招いてのお焚き上げ」が最も多くなっています。しかし、品数が少ない場合など「お寺や神社への郵送で頼みたい」というご要望もあるでしょう。

こうしたご要望についても最大限ご対応させていただきますので、何でもお気軽にご相談ください。弊社の問い合わせ窓口は、メールなら24時間・365日、お電話なら毎日9時から19時まで開いておりますので、お気軽にご質問いただけたらと思います。

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