ゴミ屋敷(汚部屋)を脱出する手順と目安期間は?成功した人のきっかけ・体験談をプロが紹介!

「ゴミ屋敷を脱出したい!」「汚部屋を卒業したい!」…という気持ちを強く持っているものの、何をどうしたらいいかわからない、という方も少なくないでしょう。また、自身の家はゴミ屋敷でなくても「実家がゴミ屋敷なので何とかしたい」と思っている方もいるかと思います。

  • ゴミ屋敷はどんな手順で脱出するべきか
  • 脱出した人々は、どのくらいの期間で成功したのか
  • 業者に片付けを依頼する場合、費用はいくらかかるのか

このような点が特に気になるところでしょう。この記事ではこれらの疑問への答えも含め、ゴミ屋敷・汚部屋を脱出する方法についてまとめていきます。

ゴミ屋敷や汚部屋を卒業したい・させたいと思っている方には、きっと参考にしていただけるでしょう。

ゴミ屋敷・汚部屋を脱出する手順は?3つのポイントを解説!

女性作業員

まず気になるのは「どんな手順で進めるべきか」でしょう。これは、業者に依頼するか自力で行うかで異なります。それぞれのケースについて、脱出の手順のポイントを解説していきます。

業者に依頼するなら「簡易査定→訪問査定→清掃」の流れ

片付けを業者に依頼する場合は、下のような流れになります。

  1. 地域の業者から候補を探す
  2. 電話・メールで簡易査定を受ける
  3. 絞り込んだ複数社から、訪問査定を受ける
  4. 正式に依頼し、清掃に入る
  5. 完了後に支払い

業者の候補については、インターネットで探すのが一番です。ゴミ屋敷の清掃代行がメジャーになった時代には、すでにネットが完全に普及していたため、どの業者もホームページを持っています。

この時代にホームページを持っていない業者は、仕事全般がうまく行っていない恐れがあるため、念のため候補から外しておく方がいいでしょう(もちろん、昔からのお客様の支持によって、HPが不要という業者さんも見えます)。

これらの点も含め、ゴミ屋敷・汚部屋の清掃業者の選び方については、下の記事を参考にしていただけたらと思います。

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自力で行う場合、捨てやすい物から捨てて勢いをつける

掃除をする女性

ゴミ屋敷を脱出する手順でもっとも重要なことは「まず勢いをつける」こと。そのために「これなら今すぐに捨てられる」という物から捨てることをおすすめします。

  • 郵送されてきたDMやカタログ
  • ネット通販のダンボール箱
  • コンビニ弁当の箱など、ただのゴミ

このような物は、誰でも迷うことなく捨てられるでしょう。ダンボールは、アパートやマンションによっては「捨てる日が決まっている」ということもあるかもしれません。たとえば資源ごみの日、ミックスペーパーの日などです。

燃えるゴミについても「出す日が決まっている」ということはあるでしょう。しかし、それでも数日待てば捨てられるものです。まずはこのように「一番簡単な物から」始めていきましょう。

玄関・廊下などの通路を優先して片付ける

ある程度勢いがついたら、今度は玄関・廊下などの通路系を優先して片付けていきましょう。言うまでもなく「通路が空くことでごみ処理が捗る」ためです。

最初から通路が確保されている程度の汚部屋ならいいのですが、ゴミ屋敷では「通路すらない」ことがしばしばあります。このような状況では、序盤の手順として「通路の確保」が重要になるのです。

(遺品整理とゴミ屋敷の清掃は共通する作業が多いものです。ゴミ屋敷の片付けを自力でやりたいという方には、下の記事も参考にしていただけるでしょう)

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ゴミ屋敷・汚部屋の脱出にかかる期間は?

カレンダー

ゴミ屋敷や汚部屋を脱出すると決意したとき、気になるのは「平均でどのくらいの期間で卒業できるのか」ということでしょう。この平均を出すのは難しいものですが、ここでは数字を出せる範囲で解説していきます。

業者に依頼すれば数時間~1日

まず、最短で脱出できるのは「業者に依頼すること」です。その場合、ほとんどのゴミ屋敷や汚部屋は、数時間~1日で綺麗になります。

2日かかるケースはめったにありません。これは行政が問題視するような「一軒家の1階から2階まですべてゴミで埋まっている」というような、最高レベルにひどいゴミ屋敷のみです。

自主的にゴミ屋敷や汚部屋を脱出しようとしているような方なら、そのような状態になっていることはまずありえません。そのため、大抵は長くても1日あれば終わると考えてください。

簡易査定・訪問査定を入れると数日かかることも

業者にゴミ屋敷の片付けを依頼する場合、最初に簡易査定を受けます。これは電話やメールで状況を伝え、簡単な見積もり価格を出すものです。

ゴミ屋敷の片付けは実際に現場を見ないと難易度を判断できません。そのため、正式な見積価格は訪問査定(実地査定)で決めるのが一般的です。

  1. 簡易査定で複数の業者から絞り込む
  2. 訪問査定を受けて、実際に依頼するか決める
  3. その後、実際に業者が作業をする

この一連の流れで、数日かかるケースは多いと考えてください。訪問査定から実際の作業については、見積もりに疑問を感じなければ「その場ですぐ依頼」も可能です。

自力の場合は完全にケースバイケース

片付ける女性

業者に依頼しない場合、脱出にかかる期間は完全にケースバイケースとなります。

  • ゴミ屋敷・汚部屋の状況
  • 片付けに使える時間
  • 体力・家事能力
  • モチベーションの高さ

このような諸条件によって変わるためです。

「無理な締切」は設定しない方がいい

ゴミ屋敷を脱出された方の多くは、無理な締め切りは設定していなかったことがほとんどです。転勤による引っ越しなど「やむを得ない事情」があった場合は、もちろん別です。

しかし、そうでなく「自主的に片付ける」という場合、おおよその目標を決めることはあっても、無理な締め切りは設定しなかったというケースが多いといえます。無理な締め切りを設定すべきでない理由は下の通りです。

  • ゴミ屋敷の片付けは、必要な時間を正確に測定するのが難しい
  • 締め切りがプレッシャーとなり、ストレスから作業効率が落ちる

ゴミ屋敷は「どんな物がどれだけあるか把握しにくい」という状況からスタートします。片付けにかかる期間は物の量や種類によって変わるものです。その情報がわからない以上、プロでも「どのくらいかかるかを算出するのは難しい」のです。

もちろん、プロが現場に来て片付けをする場合、先に書いた通り最長1日あれば終わります。しかし、それは「トラックで不用品をすべて持ち帰る」ためです。

実際には、持ち帰った後の仕分け作業やごみ処理などにも、時間がかかっているわけです。業者なのでクリーンセンターに行けばいつでも有料でゴミを処分できますが、個人の方が同じことをするのは難しいといえます。

クリーンセンターに行くこと自体は可能だが…

クリーンセンター

個人の方でも、もちろんクリーンセンターにゴミを持ち込むことはできます。しかし、下のような理由で業者よりも難しい作業になります。

  • そもそも場所を知らない
  • 物によっては、個人では受け付けてもらえないこともある
  • 到着した後の分別が、係員の方に見られながらやるので非常に厳しい

最後の「チェックが厳しい」という部分は、もちろん良いことです。そのように厳格に管理するから地域の環境が保たれるといえます。

ただ、こうした厳しい条件をクリアしてゴミを処理するのは、やはり専門家の仕事といえます。個人でも「法律的にできる」ということと「能力的にできる」ことには、大きな違いがあるわけです。

たとえば、不動産の名義変更は個人でもできます。しかし、実際にはほとんどの人が司法書士に依頼します。これは法律的には可能でも、能力的に極めて難しいからです。ゴミ屋敷から出るゴミの処分についても、同じことがいえると考えてください。
遺品整理士黒川
遺品整理士黒川

主婦がゴミ屋敷・汚部屋を脱出するためのポイント

主婦

特に主婦の女性で、ゴミ屋敷や汚部屋を脱出したいと考えている方も多いでしょう。ここでは、特に主婦の方に重要となるポイントを解説します。

親・旦那などの説得は長期戦になると覚悟する

主婦の女性が「ゴミ屋敷や汚部屋を脱出したい」と思っている場合、片付かない原因の多くは、下のような同居の家族にあるでしょう。

  • 両親
  • 夫・旦那さん
  • 子供

また、ごく稀に兄弟姉妹の誰かが同居している、ということもあるかもしれません。もし家族でなく自分が原因という場合、この記事で書いている他の方法やポイントを意識することで、徐々に解決していくでしょう。そのため「自分が原因」という場合、それほど難しいものではありません。

家族が原因の場合、片付けを急ぐとトラブルに発展することも

これは現場に見えるご本人が一番理解されていることでしょう。家族が原因でゴミ屋敷状態が続いている場合、一気に片付けようとするとトラブルになることもあります。

もちろん、状況によっては「一気に片付けるしかない」こともあるでしょう。あるいは、一気に片付ける必要はなくても「やったところでトラブルにはならないから問題ない」ということもあるかと思います。

最終的にはケースバイケースで「自分の目で家族をよく見て判断する」ことになります。ただ、急ぐとトラブルになる恐れがあることは意識しておきましょう。

(このようなトラブルは特に両親の実家を片付けるときにも起こりやすいもの。実家の片付けについては、下の記事を参考にしていただけたらと思います)

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長期間徐々に片付けていけばトラブルになりにくい

掃除する主婦

人間は「急激な変化」を嫌うものです。これはどんな動物や植物でも同じで、生物学的な事実といえます。心理学よりも根本的な学問である生物学のレベルで、急激な変化は拒絶されやすいと考えてください。

そのため、家族とトラブルなく部屋を片付けていこうとすると、長期戦になることが多いものです。逆にいえば、長期戦を覚悟して気長に片付けていけば、トラブルもなく確実に状況を改善できるといえます。

ある段階からは一気に片付く

最初はじれったいかもしれませんが、このような長期戦は何でも「ある段階から一気に加速する」ものです。ゴミ屋敷の片付けについていえば「家族の人生観が切り替わる」などでしょう。

部屋の綺麗さが一定レベルになり、その状態が長く続くと「綺麗な方が絶対に気持ちいい」ということを、家族が体で実感してくれるようになります。そして、自主的に部屋を綺麗にしてくれるようになるでしょう。そうなると、堤防が決壊したかのように、そこから先は一気に壁が崩れ、問題が消滅していくのです。

そのような瞬間を心待ちにしながら、長期戦で挑むようにしてください。

主婦の汚部屋脱出ブログを読み、モチベーションを上げる

ノートパソコンを見る主婦

特に主婦の女性の場合、汚部屋脱出の家庭をブログにされているケースが多くあります。男性でもいますが主婦の女性の方が断然多いといえるでしょう。

こうしたブログを見ると、下のような理由でモチベーションが上がります。

  • 綺麗になったアフターの姿をイメージできる
  • 「自分だけではない」と思える安心感で、ストレスが軽減される
  • 具体的に役立つノウハウも多い

イメージについては、ある有名な実験で「ピアノに座って演奏するイメージトレーニングを続けただけで、実際に演奏することの9割近い効果が得られた」というデータがあります。こうしたデータでも科学的に証明されているほど「イメトレは重要」なのです。

安心感についても、「ストレスが減るとあらゆることがうまくいく」ことが、多数の実験でわかっています。これについては、実験結果を持ち出さなくても、多くの人が経験上理解しているでしょう。

具体的なノウハウの例

これは、たとえば「大きな木材をチェーンソーで細かく切って、普通の燃えるゴミに出す」などです。もちろん、チェーンソーがなければのこぎりでかまいません。

「どんな大物でも、小さくすれば普通の可燃ごみ・不燃ごみなどに出せる」ということです。これは頭ではわかっていても、実際にやった人の写真を見るまでは「大変そうでやりたくない」と感じるでしょう。しかし、写真で見てみると「意外と簡単なんだな」と感じられるかと思います。

毎日の家事に「わずかなプラスα」を繰り返す

床掃除

主婦の女性であれば、専業でも兼業でも、毎日「何かしらの家事」はしているはずです。現時点で生活できているということは「毎日の家事は最低限できている」ということでしょう。

その場合「その家事にわずかにプラスαした作業をする」というのを繰り返す方法もあります。いきなり大々的に片付けようとすると「時間がない」「大変そう」と思い、腰が上がらないことも多いでしょう。

しかし、ちょっとした作業をプラスするだけなら、数秒程度で終わります。たとえば「雑巾で床掃除をしたあと、配線周りのホコリを拭く」などです。

コンセント周りのホコリがないだけでも作業の精神的負担が減る

大掃除をすると家具や家電を動かすことが多くあります。そのとき、配線周りにホコリが積もっていると、それだけで疲労感が増すものです。実際にホコリはアレルギーの原因となり、わずかながら一時的なダメージを体に与えるため、「気のせい」ではなく除去しておくべきものなのです。

こうしたものを日頃から小まめに除去していくと、徐々にその延長で「汚部屋の脱出」が始まるでしょう。「いつの間にか始まって、いつの間にか4分の1くらい進んでいた」という状況になる人も少なくありません。「毎日少しだけ作業をする」というのは、そのように自然に成果を出すことにつながるのです。

これは2017年に世界的ベストセラーとなった『小さな習慣』でも書かれていることです。この本は「毎日1回の腕立て伏せ」という内容で有名になりましたが、そのような「笑っちゃうくらい小さな習慣」も、継続することで大きな習慣に発展しやすいのです。
遺品整理士黒川
遺品整理士黒川

汚部屋脱出に成功したきっかけは?体験談を4つに分類

掃除する主婦の女性

実際に汚部屋を脱出した人は、何がきっかけとなって成功したのか、知りたい人も多いでしょう。ここでは、汚部屋脱出に成功した人々の体験談を4種類に分類して説明します。

引越し…期日があるため捨てるしかなかった

「引越しをきっかけに汚部屋を脱出した」という体験談は多く見られます。この引っ越しは「汚部屋から逃げるため」の引っ越しではありません。

そのような引っ越しも、中にはあるでしょう。しかし、体験談の大部分は「普通の引っ越し」です。

  • 転勤のため
  • 大学を卒業するため
  • 大家さんから部屋を空けてほしいと言われたため

このような理由で「普通に引っ越し」することになったわけです。

なぜ引っ越しが汚部屋の脱出のきっかけになったのか?

これは下のような理由です。

  • 引っ越し期日があるため、掃除するしかない
  • 引っ越しの作業で初めて、部屋が汚いことに気づいた

1つ目は納得しやすいでしょう。「やるしかない状況」は、何を達成する上でも有効なものです。2つ目については、汚部屋を経験したことがない人は「気づかないものか?」と思うかもしれません。

しかし、誰でも家の中で「全然掃除していない部分」はあるもの。たとえばベランダの排水口など「今の部屋に住み始めてから、一度も掃除していない」という人は少なくないでしょう。

同じような感覚で「自分の部屋が汚部屋だと思ったことがない」という人も多いのです。特に仕事が忙しく「帰ったら寝るだけ」という生活ならなおさらでしょう。

このため、引っ越しによって「汚部屋であることに気づく」ことも、十分な脱出のきっかけになるのです。

読書…断捨離や片付けられない人の心理などの本

読書

「読書がきっかけ」という体験談も多くあります。これは『人生がときめく片付けの魔法』のシリーズが、日本だけでなくアメリカでも大ヒットしているのを見てもわかるでしょう。

この本が日本で大ヒットしたのは約10年前ですが、さらに時間を経てアメリカでもヒットしているわけです。これは「読書による汚部屋脱出の効果が普遍的である」ことの証明になります。いつ、どこの国の人にとっても、一定の効果があるというわけですね。

書籍のジャンルは人によってさまざま

書籍の影響という場合、そのジャンルは主に下のように分かれます。

  • 片付け・断捨離系(どうすれば片付くか、など)
  • 心理学系(なぜセルフネグレクトになるのか、など)
  • 哲学系(人生で何を求めるべきか、など)

一番直接的なのは、1つ目の「片付け・断捨離系」です。先ほど紹介した『片付けの魔法』もこれに入るでしょう。その他にも、著者の方の体験談ンも含め、こうした本は特にきっかけになりやすいものです。

逆に「もっと本質的な内容」の方がヒントになるという人もいます。たとえばセルフネグレクト状態になっている、あるいは近づいているという状態で「なぜ私はこうなったのか」を知ることで、立ち直れたという人もいるわけです。あるいは、家族のセルフネグレクト状態を解決したという例もあります。

(セルフネグレクトについては下の記事を参考にしていただけたらと思います)

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また、さらに本質的なケースで「そもそも、人生で何を求めるべきか」を考えて、汚部屋を脱出できたという人もいます。直接的な断捨離をする場合も、最終的にはこのテーマにたどりつくため、このジャンルから入ることもおかしくはありません。

たとえば『片付けの魔法』でも「心がときめくものだけを残す」という有名なコツがありますが、これはまさに人生観です。同じようなヒントを哲学や宗教の本から得て、汚部屋を脱出できるケースも珍しくはないでしょう。

補足…『人生がときめく片付けの魔法』の内容

近藤麻理恵さん画像引用元:こんまり片づけ術の極意は“マインドが9割” 親の終活にも!(AERA.dot)

アメリカでも社会現象になっているほどの「こんまりメソッド」は、触りだけでも知っておくといいでしょう。以下の目次を見るだけでも、探していたヒントが見つかる人もいるかもしれません。

◎ 「毎日少しずつの片づけ習慣」では一生片づかない
◎ 「場所別」はダメ、「モノ別」に片づけよう
◎ モノを捨てる前に「理想の暮らし」を考える
◎ 触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうかで判断する
◎ 「思い出品」から手をつけると必ず失敗する
◎ 家にある「あらゆるモノの定位置」を決める
◎ 大切にすればするほど、モノは「あなたの味方」になる ほか
人生がときめく片づけの魔法(サンマーク出版)

近藤さんのノウハウには「スピリチュアルな内容が多い」という批判もあります。しかし、日本人よりも合理的と思われるアメリカ人に受け入れられている以上、一つひとつの主張について「考えてみる価値」は誰にでもあるのではないかと思います。

交際…家族・友人・恋人などを呼ぶようになった

「人を呼ぶと部屋がきれいになる」というのは、多くの人が体験的に知っていることです。もちろん、下のような悪循環も多く見られます。

  • 汚部屋だから呼べない
  • 呼べないから汚部屋になる

こうした悪循環が起きていたとしても、あえて「呼ぶ」ことで、その循環が止まるわけです。「汚部屋だけど呼んだ」→「片付けざるを得なくなった」という風に、流れが止まって逆流し始めるといえます。

結婚・同棲…人と一緒に住むことで変わった

新婚夫婦と掃除

「家族でゴミ屋敷に住んでいる」という事例は、ゼロではありませんがめったにないものです。基本的にゴミ屋敷は「一人暮らしでなるもの」といえます。

ということは「一人暮らしを卒業すればいい」という考え方もあるわけです。それが狙いであったわけではないにせよ、結婚や同棲をきっかけとして、汚部屋やゴミ屋敷を脱出した人は多くいます。

シェアハウスでの同居もあり

同棲というと彼氏・彼女と一緒に暮らすことを連想する人が多いでしょう。しかし、この10年ほどは「友達とアパートやマンションをシェアする」というパターンも増えています。

また、最初からシェアハウスに住むという人も多いものです。引っ越しを考えている場合、次の部屋がゴミ屋敷にならないよう「あえてシェアハウスを選ぶ」というのも、一つの選択肢といえるでしょう。シェアハウスなら、自分の部屋が汚部屋になればすぐにバレるためです。

ある程度の不自由はあるが…

気づいた人も多いでしょうが、結婚・同棲・シェアハウスなど、これらはいずれも「不自由」なものです。実家を出て一人暮らしを経験した人なら、一人暮らしが共同生活と比べてどれほど自由か、実感しているでしょう。

「私はゴミ部屋になんてならないから、一人暮らしの方が断然いい」という人もいるはずです。実際、部屋をきれいに保てるのであれば、一人暮らしのメリットは多くあるでしょう。

最終的には「共同生活がすべて」ということではなく「その人や状況によって、汚部屋脱出の選択肢はいろいろある」ということです。ある程度自己管理ができるようになったら、一人暮らしに戻るべきケースもあるといえるでしょう。最終的には「臨機応変に考えるべき」といえます。

「読書」の話もそうですが、最終的には汚部屋の脱出と、きれいな状態をキープすることは「人生をどう生きるか」に直結します。どの宗教でも「部屋の状態は心の状態を映す」と言われるものです。そう考えると、部屋のきれいさを保つことは、ただの家事ではないといえるでしょう。
遺品整理士黒川
遺品整理士黒川

ゴミ屋敷・汚部屋を脱出するには、業者への依頼もおすすめ

業者

もし業者に依頼できるだけの経済的余裕があれば、ゴミ屋敷・汚部屋を脱出するには業者に依頼していただくのがベストです。ここでは、業者の費用相場や、選び方などのポイントを解説していきます。

費用は「1Kで2.5万円~、2DKで9.9万円~」が目安

下の表は弊社の遺品整理の基本料金ですが、間取りごとの目安の一部を紹介すると、下の画像のようになります。

価格表

(上記の表は2019年7月中旬時点のものです。最新の価格は、「遺品整理の費用」のページをご覧ください)

あくまで弊社の料金ですが、上記の内容は「遺品整理の基本料金」です。つまり、どのようなゴミ屋敷・汚部屋でも適用されるわけではありません。「一般的な遺品整理と同程度の散らかり具合なら」この基本料金になると考えてください。

実際には、ゴミ屋敷・汚部屋と呼ばれるような部屋だと、通常の遺品整理よりも作業が多くなります。そのため、上記の金額にハウスクリーニングなどの費用が追加されることが多いものです。

こうした費用面の詳細は、下の記事でも詳しく解説しています。興味がある方はこちらを参考にしていただけたらと思います。

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遺品整理・不用品回収・清掃専門の、どのジャンルの業者がいい?

業者の男性

これについては、遺品整理・不用品回収の専門業者がおすすめです。「清掃専門」については、ゴミ屋敷の清掃に向いていないことが多くあります。その理由を説明します。

整頓されている部屋を綺麗にする作業と、まったく違う

清掃専門の業者は、基本的に下のような仕事を行うものです。

  • 水回りの徹底清掃
  • 窓のアルミサッシなど、普段掃除しない部分の掃除
  • 通常の清掃器具や洗剤ではとれない、頑固な汚れの除去

これらはいずれも「散らかっていない状態」で行うのが原則です。「汚れ」はあるものの「ゴミ・不要物」はほとんどありません。

一方、ゴミ屋敷や汚部屋の清掃は「ゴミ・不要物を片付けることが仕事に95%」というべきものです。最後の清掃もありますが、ゴミ・不要物の処理に比べたら、その労力は小さなものといえます。

このため、日頃からこのような不用品の類を多く片付けている遺品整理や不用品回収の専門業者の方が適しているわけです。

特にゴミ屋敷は遺品整理の業者が向いている

汚部屋を通り越したゴミ屋敷になると、遺品整理の業者が特に有利といえます。理由は、ゴミ屋敷はしばしば「凄惨な状態」になっているためです。

特に「何年も使っていないトイレ・台所」などとなると、不用品回収業者では手に余ります。人が亡くなっていなくても、このような現場は「特殊清掃」と呼ぶべきものです。

このような状況では、孤独死現場などの清掃に慣れている遺品整理の業者が、断然強くなります。特に「ハイレベルなゴミ屋敷」の場合は、遺品整理の業者に依頼していただくのがいいでしょう。

業者を選ぶときのポイント・注意点は?

遺品整理の業者でも、不用品の回収業者でも、依頼するときは下の点を意識していただくといいでしょう。

  • 複数の見積もりをとる(訪問査定で)
  • 事前に口コミ・評判をよく調べる
  • 料金に含まれるサービス内容を確認する

特に重要なのは複数の見積もりをとる点です。たとえば弊社・みらいプロセスでは、業界最安値保証を宣言しているため、他社様の見積もりの方が安いようであれば、値引きに応じさせていただくこともできます。

複数の見積もりをとっているうちに、業者の良し悪しも判断できるようになることが多いもの。少し手間はかかりますが、料金やサービスの質が大幅に変わるため、相見積もりは必ずとるようにしましょう。

なお、業者の選び方のポイントについては下の記事でも詳しく解説しています。

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まとめ

女性作業員

ゴミ屋敷を脱出することは、大きな価値があることです。「本来できて当たり前のこと」などと卑下するようなことではありません。

現実に、ゴミ屋敷に住んでいる人が多くいて、その中には孤独死されてしまう人もいます。ゴミ屋敷の問題は、社会として解決すべき問題です。

そして、この問題は最終的に「生活されているご本人が奮い立たない限り」は解決しません。そうでなければ、一度片付けても必ずリバウンドしてしまいます。

では、誰がこうした人々を奮い立たせるのかというと、「かつてゴミ屋敷に住んでいた人」なのです。ゴミ屋敷を脱出して「普通の生活」を手に入れることは、マイナスからゼロに戻るのではありません。大きなマイナスの数値にマイナスを掛け、大きなプラスになると考えてください(掛けるマイナスは「問題の消滅」です)。

ゴミ屋敷を脱出するということは、そうした意義のあることです。そして、弊社もそのように意義のある行動のお手伝いをさせていただきたいと願っております。

まずはどんな内容でも、お気軽にご相談ください。弊社にご依頼いただくのでなくても「業者がどんな感じか」を知っていただくだけでも意味があるでしょう。

弊社をはじめとした業者への問い合わせでも、足元のゴミを1つ片付けることでも、まずはお気軽に何かを始めて、少しずつ前に進んでいただけたらと思います。

遺品整理のみらいプロセスの対応エリア

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